読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

『純と愛』と『エデンの東』

 
 

私は爆笑問題の深夜ラジオを長年聞いておりまして、前の放送を掘り起こしていたら、太田さんがスタインベックの小説「エデンの東」について熱く語っている回を見つけたんですね。聞き返してみたら、これがもう怖いくらいに「純と愛」のことなんです。なんの確証もないですけど、恐らく遊川さんは「エデンの東」をかなり意識していると思いました。

 
とかいって自分自身ではまだ読んでないので恥ずかしいんですが…(取り寄せ中!)、太田さんのお話はじめ、インターネットでちょっと調べてみまして、いまのところは、まず間違いないんじゃないかなと。そう思えるくらい、重なる部分が多く、また「純と愛」という作品を理解する手助けになる小説だったんです。
 
エデンの東」はすごい長いストーリーで、今の時点ではちょっとあらすじをここでは書けないんですが(読んでないし笑)、双子で片方が亡くなってしまう、家族同士で拒絶しまくり、ていうのがまず大きくあって、まさにそれは「純と愛」がやっていることですよね。旧訳聖書のカインとアベル、つまり兄弟殺しの話まで出てきて凄く難しそうなんだけれども、それも象徴的です。
小説では、物事は壊され、失われ、運命に翻弄されて罪を背負う人間は救われるかっていうことになり、それで最後にティムシェルっていう言葉がそれに対する希望の光として提示されます。人間は罪深く、色々な出来事に翻弄されるけれども、それでも最終的には運命は自分で選ぶことができるんだと。この「運命は自分で選ぶことができる」っていうのが、ティムシェルの指す意味らしいんですね。
 
これを踏まえて「純と愛」の第1週を見るとびっくりするほど激しくティムシェル宣言をしておりまして、これは間違いないと。放送時に最終回まで見て、これは希望を描きたかったんだな、っていう感触があったんですが、やっぱりその解釈をしてよかったのね。
純は善行と、愛は多恵子と拒絶合戦をしますが、このあたりについても更に「こうなんじゃないかな」っていう想像が膨らみました。
 
そんな訳で、俄然やる気が増しまして、今までゴールも決めずに「純と愛」について思い出しながら書いてきたんですが、もう一回ちゃんと全部見直して考察する…ことに決めました。この「◯◯する…ことに決める」っていうフレーズは作中によく出てきて、ちょっと不思議だな、って思ってたんですが、これもティムシェルですよね。好きな割に、ぼーっと見過ごしてたんだな私。
どれだけ時間がかかるかわからないけど、やりたいからやる!エデンの東も頑張って読む!今は太田さんの受け売り!
 
ちなみにティムシェルはフィギュアスケートの町田選手もオリンピックでのテーマにされてましたよね。ってやだ、「まちだ」選手なんだ。なんとまあ。
 
  
<追記>
読みました。面白かった。「純と愛」を思い出しながら読みました。
愛されたいのに憎んでしまう、なんてことだけじゃなく、一言では表せないたくさんの感情がこんなにも描かれていて凄すぎる。あぁ人間。それでも私たちは運命を選ぶことができるのね。ティムシェル。
キャシー役をジェニファー・ローレンスで映画リメイクってさいこうだな!