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お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

『純と愛』第3週  しんじるこころ 前半

テレビドラマ 純と愛

☆ネタバレしています☆

 
第3週は正が引き起こした妊娠騒動、愛くんの過去をメインに、信じるってなんだろうね、っていうお話になってます。
 
と頑張ってまとめてみたが、大変ですよ、この週は。ガツンときます。
 
ここからは6週ぐらいまでがひとつの大きな山で、見応えはありますが、かなり過酷です。視聴者にとっても試練ですので、気持ちをしっかり持って挑みましょう(笑)
 

付き合ったりするのかな?

先週は、孤独深まる自分を見守っていた愛くんに気付いた純が、「置いてかないで」と彼の背中に抱きつくところで終わりました。今週はこの続きから。

抱きついた純は、愛くんの背中に触れて「落ち着く」と感じます。そして更に「私たち付き合ったりするのかな…」などと急に考えを飛躍させる。

すると愛は何かを恐れるように、純を突き飛ばし猛スピードで走り去ってしまいます。尋常じゃない足の速さ(笑)。

後日職場で鉢合わせたものの、「これ以上僕に関わらない方がいい」と言われてしまいます。

あれだけ追いかけておいて、今度は逃げて行くなんて、ただでさえ純は寂しがりなのに、そりゃ気になるよ!

ここから立場が逆転、今週は純は愛くんを追いかけます。

 

面白いのは、愛くんに 下心をだした純に突き飛ばされるけど、その前に純も下心を出した水野を突き飛ばしているんですよね。で、二人とも腰を痛めてるっていう(笑)。

意外なところで結びつきを作ったり、反復させたりすることが多いなぁ。

 

マスクの女・誠
オオサキで、純が愛を「なんで逃げるんだー」と問い詰めていると、急に声をかけるマスク姿の女の子が登場。

「あいちゃん、こんなところにいたんや!あたし、まこと」

誠がマスクを下げ顔を見せると、一目散に逃げる愛くん…。足が速いんだよ!

誠は愛くんの妹でした。

誠ちゃんは愛くんと全然雰囲気が違って、気が強そうでかわいいです。

誠は純の名前に驚きつつ、「純」の話はNG、そして愛くんが8年も家に帰っていないことを教えます。そのせいで弁護士を継ぐために勉強しなくてはいけない。なんだか辛そうです。

とはいえ、誠が妹であったことに、ホッとする純。

そういうことですね。


純は人を信じない?
一方、仕事ではお客さんから、娘の誕生日プレゼントを探してほしいと純は頼まれます。リクエストは有名店のケーキと、楽器。コンシェルジュの水野と協力して調べてみますが、両方とも手に入れるのは難しそうです。

しかし、ガッカリしてるのを見てられない純は、明日自分は休日だから、ケーキ屋さんに代わりに並びましょうか、ついでに楽器も、と申し出る。純はとにかく人の笑顔の為になんでもしようとする子です。

それを察した桐野さんは、それはホテルのサービスじゃなく、個人的な安請け合いだから、早く断って来なさい、と言います。

上司としては全くの正論で、お客様にとっても、ホテルの信用にとってもこの約束はかなり危ないし、やめておいたほうがいい。

でも純は自分の正しさを信じていますから、桐野さんの言うことを聞かずにお客さんと約束してしまうんですね。桐野さんのようにはなりたくない、とまで言ってしまう。

 

純は自分をすごく信じているけど、自分と意見が違うと身近な人でも信じることができない子ですね。信じられないからこそ、自分を信じ過ぎていて、他の人の言うことが耳に入らないとも言える。

明るい純ですが、純の孤独は止まらない…。


マリアの妊娠

先週からじわじわ話は出ていましたが、兄・正が彼女を妊娠させ、しかも結婚する気がないということが、今週は物語の中心になります。

しかも晴海は、純に相手の女の子と話すよう頼む。明日沖縄に来いと。お母ちゃん、そりゃないよ…。純はお客さんとの約束もあるのに。

 

しかし反発しながらも、結局那覇に行ってしまう純。

純は困った人をほっとけないし、なんだかんだで家族の役に立ちたいんだと思います。認められたいんですね。音信不通となっていた愛くんが「ケーキは僕に任せて、那覇に行ってください」と言ってくれたこともあるけれど、彼は純の気持ちを察して、背中を押しただけなのです。純に正直にいてほしいと、誰よりも思っている人物ですから。

空港で「那覇に来てくれてありがとう」と母に言われた時の、純の嬉しそうな顔ときたら!「来てくれると思った」なんて言うけど、お母ちゃんは結局、純の気持ちを利用して嫌なことを押しつけてる。あぁ切ないよ。

 

で、純はひとりで正の彼女・マリア(高橋 メアリージュン)の部屋に行かされるんですが(おい正!)、マリアさんはもちろん怒りと悲しみで一杯です。号泣して「死んでやる!」って包丁を持ち出したり。

純はマリアさんと話したことで、彼女が兄を愛してくれていると感じます。

 

ところで、このドラマは死にたがる人がこれからたくさん出てきます。既に 先週、純はふわっと死にたくなっている。死にたいって思うこと自体は、案外誰にでも起こるんじゃないかなって気がします。大事なのは、それでも行きること。


狩野家はどうなっているんだ

この一言だと思います(笑)。

純だけと会って解決する訳もなく、マリアと狩野家の面々は直接話をします。ほんっとに皆みっともなかった。

正ははっきりしないどころか、「本当に俺の子?」という人でなし発言をし、俺が長男じゃなかったら、とか母を悲しませたくないとか、マリアさんに対しての責任感がまるでない。母は泣いて謝るばかり。弟の剛はただのガヤ。

善行に至ってはマリアにお金を渡す。「これで何とか許して下さい。入院代とかイロイロあるでしょうから…」と濁しますが、純は「マリアさんに子供堕ろせってこと!?」ってはっきり言っちゃってます。

 

朝ドラで「子供堕ろす」はキツいです。いや、朝でなくともNHKでなくともキツい。何これ、朝ドラテロ?そりゃ怒られるよ…。

私も初見の時には、お父ちゃんひどい!みんなひどい!って見ていましたよ。

でもねぇいま見返してみると、特に善行はね、あのケチくさそうな人が札束渡すぐらいですから、本気であれが誠意だと思ってやったんじゃないか、とも思うんですよね。放っておくこともできたんだし。やってることは超最低だけど、父親として何ができるか、彼なりに考えたのが、あれっていう。

もとはといえば、正がしっかりすればいいんです。正が好きなら、反対されてもマリアと結婚すればいい。
でも正は自分が長男だとか跡継ぎだとかいうことに囚われているし、優しさというか気の弱さもあって、両親に逆らってまで自分の意見を言えない。だからこそ、両親も正を変にかばって、正の成長を妨げてしまっている。ものすごく悪循環です。誰も幸せじゃない。

マリアさんはいい子ですよ。きちんとしてるし、バカな正を愛してる、正の子だから産みたいと言える強さを持っている。
でも、正はそれに応える勇気がない。

お父ちゃんは、正はホテルを継ぐ長男だから、マリアと結婚させることはできない、と言います。でも直接、善行が正に結婚するなというシーンはありません。晴海も含めてお互いの弱さにもたれかかっている親子なんだよ。
 
 

責められる純

純は曲がったことが大嫌いですから、もちろん家族をそれぞれ大批判します。いつもの調子で責め立てるんですね。そのうち家族総出で大げんか。

するとマリアはお金を手に取り、子供は堕ろすし、正とはもう会わないと言い放ち、立ち去ります。

追いかける純。

すると、狩野家で唯一マリアさんの味方をしたはずなのに、純はマリアさんからも責められてしまいます。「あなたのせいでひとりぼっちになった。私は家族を大切にしない人は信じない」

お金を投げ捨てるマリア。

 

今まで曖昧になっていたことが、ストレートな純が介入したことで、逆にトドメをさしてしまったんですね。ただでさえ、子どもを堕ろせと言われて相当ショックなのに、大事なのはお兄ちゃんの気持ちじゃないの?マリアさんのことを愛してないの?この問いに答えないことが、答えになってしまった。

しかも純は正をはじめ家族をこきおろしてしまっている。じゃあその責められてる人を好きな私って何?

つらい出来事を誰かのせいにしたいというのも、あるでしょう。

とにかくマリアさんは深く傷ついてしまった。

 

その後も、父には「眼高手低(1人前に人の批判はするくせに、自分では何も出来ないの意)」、兄には「余計なことすんな」と言われ、剛は呑気、母は純に無関心です。

 

結局純は、嫌なことを押し付けられ、更に話が上手くいかなかったのも純のせいにされ、那覇に行っていいことなしの純でした。ひな祭りの曲が脳内でヘビーローテーション…。

 

ちなみにこのシーンは那覇の路上にある階段で行われていて、同じ週にオオサキのロビーにある階段が夢の中に出てきます。どっちもみんなに純は責められるんですけど(笑)。対比として面白かったです。階段の上から下から怒られて、純と同じ立場にいてくれる人は誰もいない。寂しいね。

 
ん~ここまで長く書きすぎた!
後編に続きます。
 

 

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