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お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

『純と愛』第11週 やめないでぇ (中)

テレビドラマ 純と愛

☆ネタバレしています☆


続き!

あんたはな、メロスの敵や!
剛と誠が突然結婚すると言い出したため、善行とは一旦停戦、愛くんパパ・謙次も呼び、再び善行の部屋で家族会議。剛と誠は自分たちの部屋。純よ、仕事はいいのか。
 
謙次が言うには、多恵子のオオサキ吸収合併のやり方を見た誠が「ママみたいな弁護士にはなりたくない。司法試験は受けない」と爆発。激しいケンカになり、たまたま家に来ていた剛と結婚すると言い出した、とのこと。
剛は誠にストーカーまがいのことをしてるぐらいだから、誠の言うことは何でも聞くからね。親子げんかがこじれてるだけじゃん。

善行は「おたくの奥さんは?」と謙次に電話させますが、多恵子は「あんなもの本気じゃないに決まってるでしょう。大騒ぎする方が間違っている」と取り合わない。
それが正しいと思うわ。

ただそのあと多恵子は、善行に純を悪く言うんです。
「いとしだけじゃなく誠が変になったのも、全部おたくの娘さんのせいじゃないですか。靴の裏についてるチューインガムみたいに、まとわり付くのやめろって伝えてもらえます?」

これを聞いてお父ちゃんは怒る。
おい「邪智暴虐」という言葉を知ってるか?自分の頭の良さを人を苦しめる為にしか使わんやつの言葉や。まさしくあんたのための四文字熟語や。おい、太宰治の名作「走れメロス」の中に、ほら、約束通り帰って来へんかったら、友達殺すぞ、いう王様おるやろ。あんたはあれやな。はっきり言うたろか、あんたはな、メロスの敵や!
相変わらず、純への愛情が漏れてしまう善行。メロスは純のことですよね。

そして、太宰治とメロスがここで出てきていたという。大事なので、ちょっと長いけど引用しときます。

結局、何の解決案もないまま、善行は「時間やな!」と皆を部屋から追い出す。

善行の部屋は愛くんが、誠たちの部屋は謙次が見張ることに…。
 
あなたは幸せね
「あたしは何したらいい?」という純に、愛くんは「彼女を追いかけてください。辞める気です、彼女」と言われます。視線の先にはチカが。

チカはここのところ、仕事を辞めたいって言ったり、頑張るって言ったり、揺れていました。カイザーと合併して、いよいよ心折れてしまったようです。

純はチカを追いかけるけど、もう心は決まっている。

「私はあなたが輝いているのが辛いの…人に何言われてもめげないあなた見て、同期として恥ずかしくなった…あなた見てると自分がダメやって思い知らされるの。やから、もう解放してくれへんかな」

結構セリフは省略して書いちゃったけど(…のところ)、チカちゃんは劣等感が強いんですよね。意中の水野さんも、純に気が行っちゃうし。チカが今まで純に意地悪したのも全部、純が自分にないものを持ってるから。羨ましくて、羨ましくなるダメな自分が嫌になるっていう。

実は水野さんもオオサキを辞めようとしていて、まぁヘッドハンティングされたらしいけど、本当は「君と一緒にいたくないだけなの。君がそうやって一生懸命バカみたいに頑張ってる姿を見るたびに、振られた自分がみじめになるんだよ」と純は言わたばかりでした。

純の頑張りは、桐野さんのように人に勇気を与える一方で、自分に自信のない人達には劣等感を思い出させるんですよね。
この辺りは、善行さんが何故純を認めることができないか、っていうところにも繋がっていきます。

宿泊部の事務所で辞表を出すチカ。
桐野さんは表情ひとつかえず、「お疲れ様。IDは後で返却して」とあっさり受理。パソコンから顔をあげることすらしません。
それでも尚、純はチカを止めようと声をかけます。「一緒に頑張ろうよ」
 
その様子を見て桐野さんは言うんです。
「あなたは幸せね、止めてくれる人がいて。私も若い頃、前の会社で上司に逆らって辞めてやるって退職届叩きつけられたけど、誰も止めてくれなかった。自分は会社に必要な人間だと思っていたから、ショックだったわ」

桐野さんに、そんな歴史が。この人にいかにもありそうなエピソードだわ。じゃあ池内さんと同期っていうのは、あの方も中途採用なのだろうかね。

「私なんていない方が…」というチカに、桐野さんは怒ります。
「だったらなんでもっと早く辞めなかったの?そうすればリストラされずにすんだ人がいたかもしれないのに!」
 
そうなんですよね。
カイザーになってから、あのクセのある部長たちをはじめ、結構な数の人がパワハラのあげく辞めさせられちゃったんですよね。大先さんだって解任だし。

残されたものは、その人たちの分も頑張らなくてはいけない。桐野さんには、そういう強い気持ちがあるんでしょうね。
 
純ちゃんも、散々チカにはやられてるのに、一緒に頑張ろうって言えるのはすごいわ。根に持たなすぎる。いい子だよ。(そういうところも、チカは辛いんだろうけど笑)
 
 
純 負けるな  まだ手はある
そんなことをやってると、謙次が血相変えて事務所にきて、誠と剛がチャペルで結婚式挙げ始めたって呼びにくる。謙次さんがトイレ行ってる間に逃げられたんだって。もう、やめてくれよ泣。水野さん、牧師やってるし。
 
純が急いで止めに入って、「誠ちゃん、冷静になってよ。剛と結婚してもいいことひとつもないよ。中1までう○こ漏らしてたし」と説得する(笑)。
中1のくだりは驚くも、もちろんやめようとせず。

ってやってるうちに、今度は愛くんが「純さん!お父さんが!契約先の人が部屋に来ちゃった!」って飛んでくる。

「おじぃ、助けて…。もう、いっぱいいっぱいで…」
そりゃそうだよ。何故こんなにめちゃくちゃするんだよ(怒)。

結婚式はマリアさんのフェイク陣痛で中断させ、純と愛くんは善行の部屋へ。
でも鍵がかかっていて、中には入れない。
 
おじぃのホテルを売らないで!あのホテルは普通のホテルじゃないの!まほうのくになの!
純は必死に訴えるけど、なんの反応もない。

最終手段だ、と部屋のマスターキーを取りに行こうとする純。でも愛くんにチェーンがかかってるから無駄だと言われてしまう。

「このまま、黙って見てるしかないの!?」

この瞬間、純の脳裏には宮古の思い出がすーっと現れます。今までのごちゃごちゃな展開がぐっと静かになる。

初めて宮古に着いたあの日。「あれ、おじぃのホテル」って教えてくれるお母ちゃんの優しい声。ジュークボックス。おじぃの手品。「お前はずっとそのままでいいからな」っておじぃが言ってくれたこと。

ごめんね、おじぃ。私、何にもできないよ。
 
遂に純もあきらめてしまうのか…。
「純、自分を責めるんじゃないよ。純、負けるな。まだ手はある」
おじぃの声が聞こえてきた!

おじぃの霊が!と急に怖がる純(笑)。

 

「僕です」

愛くんでした。晴海が持ってきたテープを何度も聞いたから、と。もうそれ、モノマネじゃなくて、声帯模写だよ…。

 純がオバケが嫌いなら善行も、と廊下の内線から電話をかける愛くん。

おじぃの声で善行を脅す。

「善行さんかい。今までずっとあんたを見てきたけど、勝手にワシが作ったホテルを売ろうとしているから、我慢できなくてね。もし娘や孫に無断で契約したら一生化けて出てくるからな」

 これが結構効いて、善行さんは震え上がるんですが(笑)、晴海たちが「マリアさんの嘘がバレちゃった!どうしよう」ってざわざわやって来て、その声が電話ごしに聞こえてしまう。純たちの嘘も、善行にすぐバレてしまいました。

 そうか、純はお父ちゃんを今週騙そうとしたのか。だから、来週ああなるのか。

ともあれ、こんな具合にずっとハラハラをやるんです。15分の間だけでも相当激しいジェットコースター。

 

今日だけは私のお願いきいて

善行の契約も、剛たちの結婚式も、来るところまで来てしまいました。

晴海はドア越しに、善行に対して初めてちゃんと意見を言う。

私、お父さんが宮古に来てうちのホテルを継いでくれるって言ってくれた時、涙が出るほど嬉しかったんです。この人と結婚して本当に良かったって。だから今までお父さんの言うことは黙って聞いてましたけど、今日だけは私のお願い聞いてもらえませんか。父のホテルと大切な息子を、同時に失うかもしれない私の気持ちも、少しだけ考えて下さい。

ドア越しだからこそ、これだけ言うことができたのかもしれない。とにかく涙で訴えます。

 静かに部屋から出てくる善行。

「剛はどこや」

善行に感謝する晴海。

 

皆でチャペルに行くと、剛たちの結婚式は佳境です。

どうにかして、と言われてやってきた善行ですが、結局剛を力づくで外に引っ張りだそうとするだけ。チャペルはもみくちゃになります。

 何としても結婚すると言い張る誠。

「じゃ、聞くけど!」と晴海が誠の前に立ちはだかります。

あなた、本当に剛を愛してるの?こんなバカな息子だけど、私に負けないくらい、愛してるって誓えるの?

純と愛くんは、この質問はクリアしていたもんなぁ。

 晴海は普段から異常なくらい剛を可愛がっていて、結婚の話にもすごく動揺するんです。普通に考えたら、やっぱり善行の契約の方を優先すべきだけど、善行への説得やこれを聞くと、晴海さんの気持ちも伝わるなぁ。お母ちゃんにとって剛は、宮古のホテルや家と簡単に比べられないほど大事なのはわかる。(やっぱりこのドタバタはイヤだけど…)

 純も「弟のことを利用するのはやめて。これってあなたの嫌いなお母さんとやってること一緒じゃないの?」と畳み掛ける。

 誠はうつむき「ごめん」とだけ言い、立ち去ります。そして娘を追いかける謙次。

 

あぁこれでやっと話が少し落ち着く…。

「お父ちゃん、今からみんなでうちのホテルどうするか話そう」

純は善行に言います。

 

しかし、そう素直に話はいかないんだ。

「その必要はない。契約は済んだ」

 

更に続く!

 (なんか本当にあらすじだけになっちゃったけど、大事な気がするから書いておくことにした)

 

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