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お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

『純と愛』 第12週 さいしゅうけっせん 前半

純と愛 テレビドラマ

☆ネタバレしています☆

 

純と愛』は自分の運命を選ぶ物語。純はオオサキを辞め、おじぃのホテルを守ることを選びました。

 

宮古に帰ってきた純と愛くん。いよいよ最終決戦です。

いつも色々とダークな展開なんですけれど、この週は本当に目が覚めるんです。

「あ、このドラマは、思っていた以上に厳しいぞ」と(笑)。

 

先週はドタバタの中で善行を説得しましたが、今週はじっくり誠心誠意、お父ちゃんを説得していく。この書き分けはすごいと思う。15分ほとんど使って家族会議もします。

ホテル自体も、純を中心にみんなでおじぃの頃の雰囲気に戻す。あのジュークボックスだって直る。登場人物たちも、視聴者も、希望を持ちます。もしかしたら、ホテルを守ることができるかもしれない。

 

でもね、ダメなんです。

善行に家族の気持ちは伝わらない。善行のこでまでの人生と今置かれている状況が、それを許さない。

 

それを丁寧に、残酷に描いていく一週間です。しかも、信じられないけど、コメディテイストもちゃんと入れている。

第12週は曜日ごとにまとめてみたいと思います。

 

 月曜日:契約の不備を知る

純と愛くんが、サザンアイランドに行ってみると、売却話は具体的にどんどん進んでいました。売却先の商社の人達も下見に来て、来週には取り壊すことまで決まっている。善行は純の話なんて聞く気はありません。作業着にヘルメット、サングラスでキメてるお父ちゃん…。

家に帰ると、引越しの準備が始まっています。狩野家のメンバーはみな意気消沈です。正はお腹を下し(この人のストレスに対する弱さ、逃げ癖がよく出ている)、剛は誠にフラれて号泣。晴海は力なく「ホテルだけじゃなくてマイホームまで売ることになって、ずっとおじぃに謝って」います。

 

晴海さんは親の愛に恵まれた人で、家まで手放すっていうことにかなり抵抗があるんですよね。もともとはホテルも家も善行でなく、おじぃの娘である晴海のものだし。

 

純はそんな皆を見て「私はまだ諦めてない」と宣言します。今は何のアイデアもないけど、それでもやる!と。

 

何かヒントがないかと契約書とリゾート計画案を眺める純と愛くん。お父ちゃんがいない間にホテルで作戦会議です。来年の夏にはオープンって急すぎるよ、この計画(この時期は秋ぐらいの設定のはず)。だから早くホテルを取り壊したいんだっということがわかります。

そこに誠が現れる。なんとサザンアイランドに泊まっていました。(ホテル閉めたんじゃないのか?そして剛は何故知らないの?)。愛くんが見たところによると、誠は剛に結婚騒動の件を謝りに来たようです。

法学部にいるなら、契約書の不備でも何でもいいからを見つけて、と頼む純。でも誠は「ママの方が得意」と言い電話して、いつものごとく多恵子とごちゃごちゃやった後に、不備を見つけてもらう。「こんな簡単なこともわからないの?」

 

商社の計画案はリゾート開発なのでビーチが含まれていました。純が愛くんにプロポーズしたあのビーチ。だけど契約にビーチの売却は含まれていない。ビーチは晴海個人のものなんです。おじぃがビーチだけは晴海名義に残していた。

お母ちゃんがビーチをこのまま売らなければ、リゾート開発は進まず、計画自体が頓挫するかもしれない。契約も破棄になるかも!

 

次の朝、純と愛くんが契約の不備を晴海に伝え、ホテル存続の希望が見え始める月曜日。いいスタートです。

 

火曜日:家族会議
契約不備を晴海に伝える流れで、そのまま狩野家みんなでの家族会議に展開する火曜日。

契約破棄なんて身の破滅だ、とビーチの件を知った善行が劣勢に。彼にとってはピンチです。

 

いつも言い過ぎてしまう純の手の平に、愛くんは笑顔の顔の絵を書きます。どんな時で落ち着いて冷静に、スマイル、スマイル…。

 

今までドタバタしてきた分、この回できっちりと登場人物たちに話し合いをさせます。15分間、居間での会話だけがずっと続きますからね、すごい回だ。今までバラバラだった家族がとことん話合いをし、どう帰結するのか。スリリングです。内容は楽しくないけど(笑)、素晴らしい会話劇。

 

色んなことがそれぞれの立場で話されるんですけど、印象的なのは晴海と善行が宮古に対して正反対な想いを抱えているということ。今までぼやかしてた部分を、ここではっきりと対立させます。

 

善行は今まで、宮古をずっと馬鹿にしていて、とにかく宮古が大嫌い。大阪こそが自分の生きる場所だと信じています。「宮古のどこがいいんだ」と、ここでもけなす。

 

でも晴海は宮古で大切に育てらた人で、宮古を愛してる。自分は宮古でおじぃの家や仏壇を守らなきゃいけないという強い思いがある。

今まで宮古の善行が何を言っても我慢してたのは、ホテルを継いでくれたからで、状況が変わった今、晴海の態度は変わっていきます。 

「だから!そういう宮古の悪口聞きたくないんですもう。島の人がデリカシーないとか、島に文化がないって言われると、自分が馬鹿にされてるような気になるんです!」

 

相手が大切にしてるものを馬鹿にするって、それこそデリカシーがないし、夫婦として一緒に暮らしている人にずっとこんなこと言われるって考えただけでぞっとするよ。これって夫婦だけじゃなくて、色んな争いの原因ですよね。戦争の原因にだってなりうるんだから。

 

何故善行は宮古を嫌うのか。宮古を愛する晴海のことを、家族を愛していないのか。なぜ前向きになれないのか、なぜ何でも人のせい、世の中のせいにしようとするのか。

話題は次々と変わるんだけれど、問題の中心は「お父ちゃんは何故?」なんです。何を言っても聞き入れず、心の中を見せてくれない。

 

純はかなり頑張ります。みんなに意見を聞きながらも、家族の心がひとつになるように説得していく。晴海の心を代弁する。

今まで逃げていた晴海も正面きって、心からお願いします。

 

借金は何とかみんなで力を合わせて返そう。お母ちゃんのことを本当に愛してるなら、家族を愛してるなら、みんなで死ぬ気で借金返してこうって言って欲しい、と最後は、純が涙ながらに善行に土下座。
そのあとに続いて、家族全員が善行に頭を下げます。 

「わかった、好きにせい」

本当!?と言い気が緩みそうになると、愛くんが言う。

「お義父さんを捕まえて下さい!お義母さんの実印を盗む気です!」

 

15分説得し続けても、善行にはまるで通じませんでした。

善行をトイレに監禁し、商社の人にビーチは売らないと伝える純と晴海…。

 

この回のやりとりは本当に素晴らしいですよ。お父ちゃんが最後サイテーな所も含めて(笑)素晴らしい。家族の会話だけを見せる15分。途中、困った正をトイレに行かせたりして、場面が変わらないのに全く飽きない。遊川さんすごいな。第6週の家族ケンカの時もそうだけど、話題のずらし方が本当に上手いです。話を転がしながら、バラバラだった家族としての意見をひとつにまとめ、最終的に善行対家族の構図を作っていく。

 

それにしても、あらゆる方向でどんなに攻めても、崩せない善行の心。確かにホテルや家を売れば借金を返せる。大阪での再就職も魅力的。でも、善行はどうしてここまで意固地になるのか。家族全員を敵に回してまで、自分の意見を通そうとするのは何故なのかを考えなきゃいけないなって思います。

 

 

水曜日:ホテル再生を目指す

借金の返済を債権者に待ってもらえるよう、善行以外の家族が一丸となってサザンアイランドを復活させていく水曜日。

 

純たちは、おじぃ時代のように、ロビーの一部をお客さんが集まれるサロンに改装します。作業中に「サザンアイランド」と英語で書かれたプレートを発見する純。ちょうどオオサキのプレートと同じ大きさです。

 

ホテルを掃除をしながらも「こんなことをして意味があるだろうか」とだんだん晴海や正がだんだん不安になるところで、今まで何度修理しても直らなかったジュークボックスが動き出す。愛くんが直したんですね。ジュークボックスはおじぃのホテルの象徴みたいなものですから。サザンアイランドの復活を予感させます。

「奇跡が起こるような気がしてきた!」と、純も皆も希望が湧いてくる。

 

そしてあっと言い間にリニューアルオープン。集まったお客さんに純はマジックを披露します。サザンアイランドにはたくさんの笑顔が戻ってきました。そして愛くんは第3週でも披露した竹笛を演奏。

その音色を聞いて、晴海はおじぃ、つまり自分の父親を思い出し、涙します。

 

晴海がひとりサロンを離れると、フロントの近くにはサングラスをかけ(笑)偵察に来ていた善行がいました。ここで善行と晴海、夫婦二人で話をする。夫婦だけの対話は絶対必要だよ。

 

晴海は言います。何故父が自分にビーチを残してくれたのか不思議だったけど、父がこう言っていたことを思い出した、と。

「何か辛いことがあったら、いつでもここに来たらいいさぁって。ここから見た海を見て、お前を晴れた海と書いて晴海と名付けたんだって言ってくれたんです」

 

ここで回想シーンが入る。おそらく12年前に家族で引っ越してきた時と思われます。晴海とおじぃが2人きりでビーチにいる。

晴海にとっては大切な思い出です。大阪で苦労をした晴海を、おじぃは優しく慰めたんでしょうね。

あのビーチは晴海にとって、父親の愛情がつまっているだけでなく、自分そのものを表す場所でした。絶対に売り渡すことはできない、という説得力が更に強まっていきます。

 

でも、回想はそれでは終わらない。善行はそんな二人を遠くから苦々しく見ていたんです。同じ出来事を次は善行の視点で見せるんですね。晴海にとってはいい思い出でも、善行にとっては、自分の至らなさと妻の父親を越えられないことを思い知らされた、嫌な思い出だった。ビーチなんて大嫌いなんだよ。この流れは見事だ。

 

「私は奇跡を起こせる気がしてきました。お願いです。もう一度みんなで頑張ってやり直しませんか」

晴海は、妻として、今度は誰にも頼らずに説得する。

 

気づくと家族の皆も、二人の会話を見守っています。

 

しかし善行の返事は「大阪行って1からやり直そう」でした。

 

「わかりました」と答える晴海。

「じゃあ別れましょう」

 

え~!と一同が驚き、次回に続く、です。

 

面白いのは、晴海も善行も「やり直そう」とは言ってるんですよね。ただ戻る地点が違うっていう。

善行は本当に宮古に来たくなかったんだね。宮古に対する想いが違いすぎるんだよ。いつも晴海が譲ってばかりの夫婦だったけど、今回ばかりは譲れない。ビーチを失うことは、自分を失うことになってしまうから。お互い、自身の存在意義をかけた争いになっています。相手の幸せを一番に考えることが、ここではかなり難しい。

 

ホテルの問題が、夫婦の問題になっていく水曜日。対立構造がまた変わっていきます。

 

木曜日:いとしの説得と男の意地

晴海に「別れる」と言われ、ショックで立ち去る善行。

純に「社長になって」と晴海は言います。家族会議で純は「あたしが社長になる」って言ってたからね。っていうか、このドラマの第一回目は、純がサザンアイランドの社長になりたい、と言いだすところから始まっている。こんな形で夢が叶うかもって、なんていじわる。

 

先週ホテル売却契約で揺れてる最中、純は「もう、こうなったら両親を離婚させるしかない」って考えたりするんですが、愛くんは「晴海は離婚を決断できないだろう」って言ってたんですね(ちなみに善行のことは「ホテル経営自体に辟易している」)。そのお母ちゃんが別れるって言うとは…。しかも「もっと早くこうすればよかったのよ」って結構ケロっとしてるし。

一体晴海は、善行をどう思っているのか。純に「お父ちゃんのこと愛してないの?」ときかれても、ごまかします。晴海は「サザンアイランドを経営する」という条件付きでしか、善行を夫として見ていなかったのでしょうか。じゃあ、宮古に来る前は?

子供たちは皆困惑です。善行とあんなに折り合いの悪い純も、両親の離婚を望んではいないんですね。

 

次の日。債権者や地元の人に掛け合う純。とにかくできることは何でもする。

 

善行とは離婚宣言から連絡がつきません。「まさか、自殺なんて考えてないよね」という思いがよぎる純(←純はよくコレ言うね)。

すると、ホテルのフロントにいた純と晴海のところに、血相を変えた愛くんがやって来る。「大変です!お義父さんが!」

 

なんと善行さん晴海のビーチで入水自殺をしようとしてました。白装束まで来て。笑いごとじゃないんだけど、武田さんもコミカルに演じられてまして、ちょっと笑ってしまう。「保険金で借金返せー」とか大袈裟に言って。(このコミカルな演出って、後々を考えると本当いじわるだと思うわ…)

「お父さんやめてください!泳げないんだから!」晴海は焦る。純も慌てる。

でも愛くんは違います。

「嘘をつかないで下さい!お義父さんは死ぬ気なんてありません…」

そして海に飛び込む愛くん。

 

この流れで、善行の回想が入るんですけど、本当に寂しいカットがどどっとくるんですね。12年前、宮古宮古に着いた時に「おじぃのホテル」って晴海が言う、純が良き思い出としている風景の後ろで「なんで俺はこんなところに」って凄い屈辱的な顔をしている善行。そこでの疎外感。愛くんが言った自分の本性を思い出し、ビーチでひとり苦悩する善行。そして宮古の家で「おかえり!」と善行を迎える晴海の笑顔。

お父ちゃんの心象風景で、この人の孤独感と宮古に対する思いが見えてきます。宮古にいるということの意味が、晴海と自分では違うことが、善行にはちゃんとわかってる。

 

サザンアイランドの客室で目がさめる善行。そこには愛くんがいます。ここで今度は愛くんがひとりで善行を説得する。このシーンは家族会議より更に問題の真に迫っていたと思います。ある意味第三者的な立場が入ることで、視点がまたちょっと変わるんですね。

 

お義母さんが離婚するっていうのは本気じゃない、と愛くんは切り出します。本当に自分を愛してるなら、宮古に残って家族とやり直してくれるだろうというカケなんだ、と。

「お願いします。純さんと一緒にホテルを立て直してもらえませんか」と愛くんは頭を下げる。

 

このあとの善行の発言が興味深くて、「そんなことしたって…あいつはやることなすこと、俺のことが気に入らんのじゃ」って寂しそうに言い出すんですね。ずっとそうなんだ、と。

「あいつはおじぃのところには走っていく子だったけど、俺の膝には一度も来へんかった」

「純さんは誰よりもお義父さんのことを愛しています。そして、誰よりもお義父さんから愛されたいと思っています。」

「そんなことあるかい」

「ただ、このホテルをお義父さんが大事にしてくれないのがイヤなんです。このホテルは純さんにとって生きる目的であり、夢であり、何にも代えられない大切な宝物なんです。そんな純さんの気持ちわかってもらえませんか」

 

善行が素直に愛情を伝えなかったからこそ、純はおじぃに懐いていたのに、善行はそれに気がつかずに傷ついていたんです。

大阪で仕事に失敗したせいで宮古にくる羽目になり、ただでさえ男としてのプライドがボロボロだったのに、おじぃに、そして宮古に晴海も純も持っていかれてしまった。善行はそのことがショックだった。きっと、自分への拒絶だと感じていたんですね。だから家族を拒絶し返す。善行が何に対しても後ろ向きなのは、もうこれ以上傷つきたくないから。それぐらい、この人なりの苦しい人生を歩んできたんだろうな。

晴海や純が宮古を大事にしてることは、さすがにお父ちゃんもわかってる。でも宮古と関わりなくやり直さなければ、自分の威信も家族も取り戻せない、という心情なのだと思います。宮古に負ける訳にはいかない。

 

「おい一体お前は何者じゃ。男のくせに女房従えていきてくってプライドはないんか」

ここで「男のプライド」というのが出てくるのは、当然の流れですね。

そんなもの持っていたって仕方ない、と言ういとし。自分はただ純の笑顔がなくならないように、そして心が折れないように支えたいんだ、と。

僕もガキの頃そうだったけど、男って女の人にいいところ見せようとして、自分の身の丈以上のことをして結局失敗しちゃうんですよね。そんなことするくらいなら、女性に尽くした方がいいと思いませんか。このまま意地張って、お義母さんや純さんを失ってもいいんですか。

 

まさにこれが善行の問題であり、多くの男たちが考えなきゃいけない問題なんだよ。まぁ、女の人もそうかな。でも、コレをやって失敗してる男の人が本当に多すぎる。無理をすれば、必ずヒズミができるんだよ。

善行さんは、大阪で失職、宮古でも借金だらけ。全然、仕事が上手くいっていない訳です。なぜならこの人は、いいところを見せたいだけだから。人一倍、不器用なのに。これっていう志はないんだと思うんですよね。何でも人のせいや世の中のせいにするのは、自分の強い意思がないからなんだよ。

大阪に行きたいのも、重役ポストで家族を見返したいから。尊敬されたいんです。そんなことをしても、晴海も純も喜ぶはずがないのに、男の意地がそう信じせてしまっている。もっとすごい俺をみせなければ!って思ってしまっている。

自分のプライドさえ緩めれば(捨てろとまでは言わないから)、もっと楽に幸せになれるのにな…。

 

あぁ、どうしたらいいんだろうね、狩野家の問題はどん詰まりだよ。善行はしょうがない人だけど、誰にとってもこのプライド問題はそう簡単に片付かんよ。善行さんのことを考えれば考えるほど、なんだかすごく落ち込んでしまいます。だって私もこの人みたいに、全然いい人間じゃない(笑)。

家族を愛する自分をとるか、それとも家族に愛されたい自分をとるか。善行に、究極の選択が迫られます。

 

そしてこの夜も、お客さんでにぎわうサザンアイランド。おじぃの声と少女純の歌の入ったテープをみんなで聞きます。楽しい夜です。

そこへ、ホテルマン姿の善行がやってくる。なんと、お客さんの前で頭を下げ「今後とも、ご愛顧のほどよろしくお願いします」と言いだします。

 え!お父ちゃん、やっと改心してくれたの…!?

「おじぃ、やっとお父ちゃんがわかってくれたよ…」?

訝しげな愛くん…。

 

余談ですが、放映時、この回の善行の愛くんのシーンで「わ、金八と健次郎が!」って思ったりしたんですけど(笑)、今見直すと、全くもって思わないです。(まぁ一個人の感じ方でしかないんですが…)

風間くんは『純と愛』の前は『それでも、生きてゆく』っていうドラマで素晴らしい仕事をしていたけど、犯人役だし、やっぱり兼末健次郎のイメージが強かったんですよね。それだけあの役は強烈で、いい演技をしてたということなんでしょうけど。

愛くんは弟の死で時が止まってた人で、純と関わることでこれからどんどん「普通」になっていきます。弟から解放されていく。決して忘れる訳ではなく、前に進んでいくんです。

風間氏もこのドラマのあと「普通」の人の役をたくさんやっているみたいだし、『純と愛』がきっかけで健次郎から解放されたのかなってちょっと思いました。このドラマ以降ずっと何かしらテレビに出てるんじゃないかね。なんだか忙しそう(ドラマじゃないけど、NHKの『戦後サブカルチャー史』面白かったよ。っていうか映画主演だってね!)。よかったね。むしろこの人の極悪が懐かしいくらいだよ。

 

ってここまで書くと、気になるのはやっぱり夏菜ちゃんなんです。この人はむしろ純みたいに元気な役をどんどんやった方がいいと思うんですけどねぇ。コメディ上手いのに、もったいないよ。ほんとに色々言われたんだろうな…。CMで見かけるたびに、元気だせ!応援してるぞ!と勝手に思ってます(笑)。

 

続く!

 

純と愛 完全版 DVD-BOX2

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