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お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』 第1、2話を見たよ

テレビドラマ 月の恋人

☆ネタバレしています☆

 

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<第1話+2話のあらすじ>

現代の韓国に生きるコ・ハジンは湖(池?)で溺れ、なぜか高麗初期にタイムスリップしてしまう。しかも、へ・スという少女の体に魂だけが入り込んでしまった。大パニックでしかない状況だが、彼女はヘ・スとして生きることをなんとか決意する。

同じころ、初代高麗皇帝ワン・ゴンの息子であり、訳あって養子に出されていた第4皇子ワン・ソは、宮廷での儀式出席のため、久しぶりに高麗の都・松岳へと向かっていた。もう養子先には戻らないと強く心に決めて。

高麗は建国から24年。国内統治のために政略結婚をしまくった結果、初代皇帝ワン・ゴンには男子だけでも8人どころか実は25人もの皇子が(!)。ワン・ゴンが望む次の継承者は決まっているのもの、それを喜ぶものは多くない。危険な王位継承争いが今まさに始まろうとしていた。そして、それに巻き込まれていくへ・ス。

 

いやぁ、イ・ジュンギかっこいい(笑)。

正直、イ・ジュンギさんの出演作、初めてちゃんと見るのですが(ごめん!)…とんでもないカリスマだな!すんごい。本当にすんごいわ、この方。唯一無二感半端ない。しかも、仮面をかぶっている役なので、顔半分で演技しなきゃいのに、全くイ・ジュンギが薄まらないんだ!

韓国では1,2話は続けて放送したんですよね。初回なので、登場人物、舞台背景、キャラの相関関係、そして皇太子(王位継承者)の暗殺未遂事件までが一気に描かれます。面白かった!そしてお金かかってる!スケールが壮大!国の儀式で大掛かりな演武みたいなのがあるんですが、あれ絶対海外受けいいと思うよ。竹林の月明り感とかね、細部まで映像美が行き届いてました。映画館で観たいレベル。

 

ちなみにですが、私は相変わらず韓ドラビギナーですので、初見の時点で出演作を見たことのある俳優はカン・ハヌル氏とカン・ハンナさん(『純粋の時代』で見た。あの二人が兄妹になるとは…)のみです。あとEXOのベッキョン君を知ってるくらい(あ、詳しくはやっぱ知らない…)。イ・ジュンギさんは、もちろん存在は存じておりましたが、初めてちゃんと演技をみたくらいだし、IUちゃんのことも、このドラマが始まるまで知らなかった…(ホントすみません)。

えーと、そういう人間が書いた感想&レビューです(笑)。

 

コ・ハジン/ヘ・ス

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主人公でありヒロインは、IUちゃんが演じるコ・ハジン/ヘ・ス。

いいな、と思ったのはハジンが男に騙されて借金させられて、その上その男を友達にとられちゃったっていう、人間不信感MAX、死にたい気持ちMAXで高麗に旅立って行ったことですね。いいなって言うと語弊あるけど、全く未知の世界でやってくには、誰かを信じることと、生きてく意思を得ることが大事なので。そのへんが物語として盤石。

悲しみからのスタートですが、基本的に性格は明るく溌剌。素直。そして余計なところに足突っ込んでいくみたいな、ヒロインらしいヒロインで、可愛いいです。皮肉っぽい目線も持ってるし、結構面白い顔をしてくれるので(笑)楽しい。感受性が強くて、自分をちゃんと持った心豊かな雰囲気が伝わり、この方のお芝居がとても好きになりました。

とにかくものすごい可愛いので、どんなにイケメン皇子に囲まれても全く嫉妬の気持ちが生まれない(笑)。むしろ「そりゃ、好きになるわな!がんばれよ皇子たち!」っていう気持ちしかないです。

 

皇子たち ワン・ソとワン・ウク

タイトルにある通り花萌ゆる8人の皇子たちが出てきますが、実は男子だけでも25人も王には子供がいたっていう…。昔ってすごいね。でもちゃんと皇子として出てくるのはとりあえず8人だけ。そしてそのうちの1人は世継ぎと決まってる割と年齢高めの男子なので、花燃ってるのは実質7人ですかね…。ポスターにも7人しか写ってないし。(あ、ちゃんとみたら世継ぎの皇子もいい男なので、やっぱり8人花燃ってるわ)

まぁ韓ドラビギナーにとっては、正直どっちにしたって多いよな…って感じだったのですが、実際に見てみるとそんなに心配することなかったです。全員集合してワラワラしてる時もあるけど、それぞれキャラはしっかり分けて描かれているし、初回で特にフューチャーされるのは、イ・ジュンギ演じるワン・ソとカン・ハヌル演じるワン・ウクに割と絞られていたので。比較的ではありますが、皇子攻めにあわずに済みます。そこは安心設計ね。この子なんだっけ?みたいなのはなかったので、そのへんのバランスが非常にうまかった。「どうしても誰が誰だか…」っていう人も、「兄弟だから似てる」って思えば納得できると思う(笑)。でも、見ていくうちに、ほんとすぐ誰が誰なのかはわかるようになりますよ。

 

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確かに「花萌ゆる」と銘打ってしまうのもわかるような、皇子たちの初登場シーン。

ハジンのタイムスリップ先がここっていう…。パラダイス感がすごい。

 

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第四皇子 ワン・ソ

イ・ジュンギさん演じるワン・ソは後述しますが、かなり過酷な育成歴のせいで、激情と孤独の中で生きています。もうね、存在感が半端ないので、画面にいるだけで、このドラマの太い柱となっているのがわかりますね。この役は彼以外、ちょっと考えられん。

 

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第八皇子 ワン・ウク

で、一方ウクは、その対極キャラなので、いわゆる「いい子」が大人になった感じです(実際の年齢設定はかなり若いはずですが)。ハジンは、このウクの家で暮らす少女へ・スの体の中に魂が入り込んでしまいます。

 

ハジンが高麗ショックで部屋に閉じこもった時に、ウクが彼女を部屋の外に出るよう真摯に説得するんですが、そこでハジンが思うのは、「この人を信じてみよう」と「生きたい」っていうことなんですよ。現代で心ボロボロだった時には真逆のことを考えていた子なので、なかなかよい展開ですね。ウクはハジンの心を救った人。湖に飛び込んだ時に靴を脱いでいたハジンでしたが、ウクはヘ・スとなったハジンに靴を履かせてあげていたのが、また色々と象徴的でよいです。

(逆に、ソはこのあと物理的にヘ・スの命を助けてるのがまた興味深い。崖に落ちそうなヘ・スを馬で地を駆けながら拾い上げるという、超ドラマチック展開)(あ、後にウクも物理的にヘ・スの命を救ってるね)

あと、ウクですごく面白いと思ったのは、事前情報ではとにかく優しく賢く、貴いお方であるって聞いていたのですが、人格変わっちゃったヘ・スと二人きりで話すシーンで、片眉あげて一瞬「めんどくせ」って顔をしてたことですね。もちろんヘ・スには見えないように。

この顔がものすごくよかった。ウクの優しさはビジネスの一環でもある感じが醸し出てて。ウクの夫人が病弱なので(そうなんですよ、ウクは既婚者なんですよ)、ウク自身が夫人の「またいとこ」であるヘ・スを連れてきたっていう説明があるんですけど、もともとヘ・スと親しくないって言ってるし、ホントに嫁さんの相手してくれる人が欲しかっただけな感じがすごく出てたw。いや、実際いい人なんですけどね。でも彼だって完璧じゃないっていうのが表現されていてよかったです。聖人なわけではない。

イ・ジュンギに相対する役っていうのも大変だと思うのですが、こういう演技ができるからこそ、カン・ハヌルに白羽の矢がたったのだよな!(←ハヌルファンなので許してくれ)。最初はこんな風にヘ・スに無関心ですが、これからウクはどんどん変わっていく。もうね、ヘ・スが大好きになっちゃうのですよ。

でも、恋も愛も人を狂わせることがありますからね。ホント気を付けてほしい(笑)。こういう細かい芝居をできる人が演じているので、先を考えると可能性が無限でヒヤっとしてしまうんだよ…。

 

2話の終わりでは、ソとウクがヘ・スを巡って、さっそく刀向けあってましたのでね。すごく暗示的ですね。

 

愛とは恐ろしいものである

何故ヒヤっとするかというと、あるお方が「愛とは恐ろしい」と、しょっぱなから強烈に知らしめるからでもあります。そのお方とは、ワン・ソの母、皇后ユ氏。

ワン・ソは皇子であるにもかかわらず、養子にだされた、孤独で野蛮な超荒くれ者です。この人を語るのに絶対に欠かせないのが「ソの顔には大きな傷があり、その傷を隠すために仮面を被っている」という設定。そしてこのワン・ソにこの傷をつけた人こそ、ユ皇后なんですよ。

 

ソがまだ幼いころ、皇帝ワン・ゴンは国内情勢を治めるために、新しく婚姻を結ぼうとするんですね。でも、ソの兄でもあるユ皇后の長子が亡くなった直後だったこともあり、皇后は悲しみと嫉妬に狂います。で、幼いソに刃を突き付けて、皇帝に迫る。「なぜこんな時にまた結婚を?あなたは悲しくないの?国と息子の命、どっちが大事なの?」と。そして刃物を持ったまま二人がもみ合ってる内に、ソの顔には傷が入ってしまいます。

 

皇后は実質「あたしと仕事、どっちが大事?」を王様にやったんですよね。しかも、自分の代わりに息子を使って。

ユ皇后にとって、ワン・ソの顔の傷は自分が王に愛されなかったという証であり、自分の醜態そのものでもあります。しかも、高貴な身分な者の顔に傷があるのは、当時タブー中のタブー。だから、皇后はワン・ソにものすごく冷たいんですよ。二度と会いたくないと思ってる。ソが養子に出されたのも、そういう経緯があってのことでした。そして、皇后はその反動もあり、ほかの息子たち(ワン・ソのほかにあと2人花萌ゆる息子がいる)を溺愛します。特に第3皇子であるワン・ヨには、次の皇帝になるよう悪いこともしながらかなりプッシュ。ヨも野心家なのでやる気満々な嫌な奴です。でも、結局この人も母の愛情を得るためにこういう奴になった感あり。

 

ワン・ソは、そんな母を憎んでもいいもんですが(実際憎んでいますが)、それ以上にそれでもまだお母さんに愛されたいと願ってる人なんです。とにかく、お母さんに受け入れてもらいたいと思ってる。愛憎につぐ愛憎。顔に消えない傷があるもんだから、その傷を背負ってる限り、母への執着からも解放されるのがちょっと難しいんですよね…。

 

ヘ・ス、というかハジンも、彼氏と親友に裏切られて大変な目にあった人物なので、「愛とは恐ろしいもの」ということを知っています。だけど、彼女の場合は、それに負けない心の賢さみたいなものを持っているんですよね。これから、心が色々ゆれると思うんですが、ハジンは自分の気持ちとどう向き合っていくのかな。傷ついたことがあるからこそ、どんな選択をしていくのか。

 

 ジモンが謎すぎる

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宮廷で飄々とふるまう一方、謎多き男、ジモン。

ハジンのタイムスリップは、どん底の気分のなか湖畔(?)で飲んだくれてるところで、子供が溺れてるのを助ける→自分が溺れちゃう→高麗へ、っていう流れです。

つまりこのドラマは主人公が一人飲んだくれてるシーンから始まるわけですが(笑)、近くにいた物欲しそうなホームレスのおじさんに飲んでた焼酎を渡して、彼女は心情を語るんですね。

 

「おじさん、百年か千年、眠りにつきたいって思ったことはある?起こるのは悪いことばかり。こんななら、永遠に目が覚めなければいい。すべて忘れたいの。でもムリ。彼氏にも友達にも裏切られた。人を信じるべきじゃなかった。私が変わらなければ、信じてる人たちは変わらないと思ってたけど、それは違ってた。どうしてこんな生き方しかできなかったのかな(泣)」(大意)

 

するとこのアジョシはこういいます。

「人生は簡単に変わらない。一度死ねば、話は別だが」

 

このシーンは非常に重要であると思われます。

最初のシーンっていうのは、どの物語においても重要で、この二人の会話自体がこのドラマの主題にかかっているのは明らかなんですが、それと同時に、このおじさん、要注意です。

なぜなら、この人にそっくりな人がタイムスリップ先の高麗の宮殿にいるからです。彼の名前はジモンといい、皇帝と皇太子からかなり信頼を得ている天文学者として登場します。

 

この人ね、1000年前の高麗で飛行機の話したり、望遠鏡作ったりしてるんですよ。絶対タイムリープ経験者。あのホームレスのおじさんだよ。超あやしい。なんか知ってるような表情いつもしてるし。

しかもね、この人、ワン・ソの立場がよくなるような言動ばっかりするの。皇帝もなんか思うところあるっぽい感じで結託感がある。そもそもなぜ、ジモンはなぜ皇帝からあそこまで信頼を得られたのか。なぜ、ワン・ソは松岳に呼ばれたのか。

色々考えると、ジモンのミッションって、ソを皇帝にすることじゃない…?

 

また、物語はハジンとソの二人が松岳にやってくるところから始まっていて、片方だけが来てもこのもろもろの展開にはならないし、ハジンは選ばれし者なわけ?っていう疑問も沸き起こります。ハジンは現代では美容部員だったのですが、それも物語にどんどん絡んでいきますし。

でもヘ・スは、アクシデントの末、自分で湖に飛び込んでるんだよなぁ。ジモンは見守りにきたのか。実は一緒にタイムリープしてたのか…。

 

タイムリープものによくある「運命か自由意志か」っていう問題も、いずれは必ず出てくると思うんですよね。特に、このお話は歴史上の人物に現代人が関わっていますのでね。ヘ・スのせいで歴史変わっちゃうのか問題もある。それも含めて必然なのか、偶然なのか。後半は王位継承問題で余計に色々あるはずなので、心の準備をしておこう。

 

とにかく今の時点では、ジモンは謎ってことしかわからないですね。皇子たちが子供の頃から宮殿にいたみたいだし、タイムスリップしてたとしても、いつしたのか、何回したのか、方法はどうなのか。あの現代にいたホームレス状態のときは、どういうタイミングだったのか。

物語のミステリー要素を背負っているのが、ジモンです。

 

女性の描き方がいい

こんな感じで、盛りだくさんの1、2話でした。細かいエピソードとかね色々ありますけれども、印象的なところだけまとめてみました。EXOのベッキョン皇子は、とてもいいコメディー・リリーフでしたね。へ・スとガチンコで取っ組み合いの喧嘩とかしてて楽しかった。他の皇子もこれからそれぞれフィーチャーされるでしょう。

 

あとね、これだけは書いておきたいのが、このドラマ、女性の描き方がすごくいいということなんです。タイトルに「8人の皇子」とか入っちゃってるので、男性ばかり描かれるのかなぁという印象を与えかねない感じですが、女性もそれぞれ立体的な人物ばかりです。

カン・ハンナさんが演じるウクの妹のヨンファ皇女っていうのが、ヘ・スをいびる役なんですが、いびりながらも手にぎゅっと力を入れている描写があるんですね。彼女にも思いがあり、色んなものに耐えていることが分かる。ただの嫌な女ではないんですよ、この子。ヘ・スが握りしめた手に気づくのもよかった。まぁ、その後二人でメンチきりあうんですけど(笑)。

そしてウクの奥さんね。もうこの夫人が素晴らしい人なんです。へ・スを自分の子供のように愛しててね。思慮深くてね。孤独でね。これからの、この方のお気持ちを考えると…今から泣ける。前半のキーパーソンのひとりです。

あと、ワン・ソのお母さんだって、恐ろしい人ですが、めちゃくちゃ人間らしいっちゃ人間らしい。だってこの人の原動力のもとを辿れば、一族がどうのこうのっていうより「愛されたい」っていう強すぎる願望なわけですから。

へ・スの侍女のチェリョンが超かわいいのも書いておきたい。とにかく、可愛いんだ。外見だけでなく、話し方の抑揚とかね、すごくいいの。可愛いの(笑)。

他にもこれから様々なタイプの女性が出てくるので、皇子たちだけでワイワイしてなくて、よいです。

 

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ヘ・ス、夫人、チェリョン…みんな違ってみんないい。

 

 

さぁ、次週から物語が更に動き出すぞ!