ミュージカル『ウィキッド』は物凄く重層的な物語で、見る度に学びがある。 その中で「いま」特にこの作品から思い出されるのは、歴史というのは時に狡くて空っぽな人達に作られてしまう、ということであり、権力は大事な言葉を奪うことがある、ということだ…

ウェス・アンダーソンの作品には自分のスタイルに強いこだわりを持つキャラクターばかり出てきて、みんなダメでみんないいのだが、「こだわりを持つ人物」というのは監督自身の投影、共感が強いのだと思う。彼の映画を見ればそれがわかる。 今回、エンドクレ…

また別の、レリゴー映画 (※ネタバレしています) 大好きだったものごとを手放すことは、本当に難しい。諦めるってなかなか簡単にはできないものだ。 例えば不本意に恋人から別れをきりだされたらどうだろう。「さあ新しい恋人をさがすぜ！」と意気揚々として…