お出かけ手帳

誤字脱字病。書いては直す人生。

2021年1月 印象に残った作品

 

遅くなりましたが…明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します!

 

さて。日曜の深夜にやっている『関ジャム』という音楽バラエティ番組で、年一回「売れっ子プロデューサーが選ぶ年間ランキング」という企画があって面白いのですが(友人に教えてもらい2019年分から見ています)、年始に放送された2020年の最新ランキングでは、いしわたり淳治氏が早々たるアーティストと一緒に50TA(狩野英孝)の『ラブアース』という曲を選んでいたのが大変印象に残りました。「歌詞が素晴らしい」と。

 

こんな感覚初めてで 自分が自分じゃないみたい

力があふれてくる 何これすっごーい!

 

今まで「力があふれる」「みなぎる」というような歌詞はたくさんあったけれども、力があふれた後の感想(「何これすっごーい!」)まで書いた詞はなかった、とのことです笑。

この曲、このあとも色んなみなぎるものに対して「すっごい」を連発してて、大笑いして番組を見つつ、確かにそうかも、なんかいい曲かも、と思ったのでした。

 

何故、いきなり狩野英孝の曲のお話をしたのかというと、私にも年明け早々「みなぎるパワーがすっごい」と思える出来事があったからです。

 

久しぶりにぐっすり寝れた!

 

たぶん小5ぐらいからの人生で一番寝られました。力がみなぎる。なにこれ、すっごい笑。毎日寝れてる人って、こんなに毎日力がみなぎっているのでしょうか。こりゃすっごいよ。

 

私はもともと眠りが浅く、近年仕事のストレスで相当寝られてなかったのですが、昨年脱毛症になってからは何故か激しく中途覚醒するようになっていました。漢方や腸活を数か月試しても決定打というかんじでは効かず、睡眠薬も飲みましたがそれも全然効かず、焦りまくった後、ふと「これは代謝の問題か?」と調べてみると、代謝にはまずタンパク質がたくさん必要とのこと。年始から毎食タンパク質多めの食事にしていったら、まず睡眠薬がめっちゃ効くようになりました。で、効きすぎるくらいになったので、睡眠薬を半量にして、低血糖に気をつけて、鉄サプリを飲んだら、途中もあまり起きなくなりました。試行錯誤のなかで、今月は3日ぐらい特に物凄くしっかり寝れた日があって、本当に感動しました。

 

まだ状態が不安定なので、なんとも言えないところもありますが、タンパク質って大事なんですね。最近では、ついにプロテインにまで手を出し始めました。プロテインって運動してる人しか飲んじゃダメとか思ってたけど、そうでもないみたいです。胃腸の調子が悪い人はいきなりプロテインを飲まない方がいいみたいだし、便秘とか野菜不足と血糖値とかグルテンとか色々気をつけないといけないんですが、寝られない人とか、薬が効かなくなっちゃった人にはおすすめしたい健康法です。(あ、調子がよくなっても薬は自己判断で急に辞めない方がいいよ!)。

 

全身脱毛症の方はパッと見の変化はありませんが、産毛のまつ毛が2,3本生えたり抜けたりしています。私的にいって、これはかなりすっごいことです笑。

 

いきなり長々と私事で恐縮ですが、なんか縁起がよさそうなので、今年1回目の記事に書いておきたいと思います笑。

 

そんなわけで、1月は健康研究に時間を費やしてしまったのと、久しぶりに頭がすっきりしたのが嬉しくて本を数冊読んでいたので(もう一生本は読めないのでは、とすら思っていました)、韓国ドラマはほぼ見られませんでした汗。

『ライブ』が途中で止まっているので、もう少し落ち着いたら集中してみたいところ。素晴らしい作品なのは確実なのですが、悲しい事件が多く描かれているので、見るのにはエネルギーが必要です。

あと気になるのは、『SKYキャッスル』『Sweet Home』。こちらも体力いりそう笑。楽しみです。

 

一方、今期の日本のドラマは少し見ています。長瀬×クドカンで育った世代なので『俺の家の話』は必修です。あのマコっちゃんが、今ではお能してプロレスして介護やってるのね、と感慨深い。西田敏行さんの妻が亡くなっていて、長瀬智也さんは離婚しているという設定が、効いているなと思いました。妹も結婚して家を出ていますし。家に女性がいれば、ケア労働は女性がしがちで、しかも伝統的な家族ともなればなおさら。男性どっぷりの世界で同時代の男性達が家族の内外で、これからどのように描かれていくのでしょうか。たまたま初回放送日に、向田邦子さんの展示を見に行ったこともあり、昔の家族観と変わらないもの、変わってきたもの、変えなきゃいけないこと等を感じつつ見ています。クドカンすごいな。長瀬智也の存在感も唯一無二。

 

あと、何の気なしに見た『その女、ジルバ』がすごく沁みる展開で、毎週楽しみになりました。序盤、池脇千鶴さんをはじめとする主要キャラの女性3人が、超地味な服を着ているのですが、ふと「あ、私も同じような格好してるな」と気づき泣きそうになってしまいました笑。個人的に、企業などのいわゆる「職場」を描く日本の作品はあまり見ないようにしているのですが(過去の仕事上での嫌な出来事がダイレクトに思い出されてストレスが半端ない。半沢までぶっ飛べば別)、この作品は、ロクでもない会社員(上司)が一人しか今のところ出てこないのもよいです笑。元気をもらえるドラマです。

 

どちらも江口のりこさんが出ていて(両作品ものすごく好演)、今年は江口のりこイヤーの予感。

 

あとは映画。

今、面白そうな作品が劇場で沢山上映されているんですよね。見には行きたいが、基礎疾患のある初期高齢者と一緒に住んでいるので、そうなんでもかんでも見に行けず悩ましいところです(なんでもかんでも見るお金もない)。補償もないまま時短をしている劇場には、なにか貢献したいけれども…。昨年のように、有料配信を見ると映画館にお金が入る、みたいなやつどんどんやってほしいな。

 

そんなこんなで今月は、一回だけ映画館に行きました。

『新感染半島 ファイナル・ステージ』です!!

 

画像

 

面白かったです!

 

事前にほぼ何も知らずに見て(出演者も主演のカンドンウォンさん以外は未確認でした)、だからこそ面白く楽しめたところもあるので、あまりネタバレしたくないのですが、とてもよかったです。ここでこんなキャラクターが!みたいな感じで。続編ですが、前作を見ていなくても大丈夫だと思います。

(以下少しネタバレ)ただ、前回は父性がテーマのひとつで、主人公たちが弱者を守ろうとしたり、父性に目覚めたりしていくお話だったんですけれども、今回は弱者が戦っていて他者を守る存在でもあるんですね。主人公も父性からではなく、家族的な関係を超えて人間として共に戦っていくようになるというか。だから、前作と今作は「ゾンビがいる世界」という以外の直接の繋がりはないんですが(続編は前作の4年後の世界、という設定です)、テーマ的な前進を感じました。前作も面白かったけど、私はこちらがより好きかな。ゾンビと戦うよりも、ゾンビがいる世界で人間同士が戦うお話なので、ゾンビがもっとほしい人がいるかもしれないけれど、私はあのくらいでも全然大丈夫です笑。

 

あとは、近年、セウォル号の事故以降において、特に韓国作品の大きなテーマのひとつになっている(んじゃないかと思ってます)「諦めないことの絶対的大事さ」が強く反映されているのも、よかった。最後まで諦めないことでしか生まれない希望もあります。冒頭での主人公のあやまちやトラウマが、「諦めないこと」と結びつきしっかりと回収されていく展開となっていました。

 

また、「ゾンビがいる世界でも幸せを見つけることができる」というのも、印象に残っています。こういうメッセージは強制すると暴力になりますが(辛い気持ちや状況を抱えている人に「自分で幸せを見つけろ」というのはキツいことです)、それでも、この感染症の現実にいる私たちには、示唆に富んでいたと思います。悪い状況がそのままでいいというわけではないのは大前提として、それでも、どんなときも温かい時間を持つことは不可能ではない、と思いたいよ。本人がいくら「いい思い出もある」「幸せだった」と言っても、第三者から冷静に見れば明らかに悲惨でしかないことは多々あるわけで、これがもし歪んだ認知となると、また話は変ってしまうのですが…。コロナ前に撮ったものでしょうが、妙に現実とのリンクを色々と感じました。

 

カーチェイスがものすごくて、「これどうやって撮ったんだろう?」と思う瞬間が結構あったんですが、CGを結構を使っているみたいですね。なるほど。

 

あとは配信でいくつか。『スウィング・キッズ』を気楽な気分で見始めたら、大変に厳しく重い気持ちになりました。戦争中のお話なので、そりゃそうですよね。これも韓国映画では徹底していますが、「戦争を絶対に肯定しないぞ」という制作者の意志を強く感じました。素晴らしい作品でした。ちょっとネタバレになりますが、主人公は北朝鮮から捕虜となり、彼に大きな意味をもたらすタップダンスに出会う訳で、これを下手に描いたら、「戦争があったから主人公は幸せになれた」となってしまうんです。でも絶対にそれはしない。ディオが無骨に輝いていて、強くて美しくて悲しかったです。

 

『RGB 最強の85歳』カッコいい女性でした。私たちもあとに続く女性たち、そしてひいては男性たちのために。『キンキーブーツ』今見ても面白い!ハスラーズ』痛快な話かと思いきや、哀しいシスターフッドでずっと胸が痛かった。アナと雪の女王2』ディズニープラスの無料期間中にぼーっと見始めたんですが、「国が犯した、かつての過ち」を描いていて驚きました。こんな続編だったんですね。過去の出来事を今なら理解できるだろうか、今できること、正しいことをしよう、っていうお話。あとはダムが問題になったり、嵐が起きたり、環境問題のモチーフもありました。予想外に政治的な内容で、ふと自国や世界の歴史などを思い返すなど。

 

今年はこんな感じで月1回は雑記を書いて、余力がある時に、個別の韓国ドラマの感想を独立した記事で書けたらなと思っています。いくつか書きたいなっていう名作があるのですけれどね。少しずつ書く筋肉もつけていきたいと思います。

 

また、今年はカンハヌルくんの新作映画、ドラマも恐らく複数見られる?と思うので、楽しみにしています(追記:よく考えたら、韓国は公開だろうけど、日本でも今年公開されるかは全然分からないですね泣)。最近あまり言及していませんが、これからも静かにファンです。私は静かに細く長く推していくタイプのペンです笑。ファンクラブには未だ入れていませんが、人格者のハヌルくんなら許してくれるはず…(勝手な願い)。お金持ちになったら超課金するからね!約束する!

 

そして、今年も韓国行けないのかな…。お金はないけど、マイルは何故かあるので、期限内に行ける世になってほしいな(勝手な願い)。あぁ、早くコロナ収束してくれ!!私の友人も陽性になってしまいましたよ。最初は無症状だったけれど、遅れて熱が出てきたのこと。気が気じゃありません。

 

色々あるけれど、今年も健康第一で元気出していこうね!!!